相続は争族!?

ドラマや雑誌やセミナーなどでも、
「相続は争族」
と不安をあおる言い方、よく見かけます。

だから、
相続のことには、触れたくないんです。
今のうちに話し合った方がいいご家族でも、
ついつい触りたくなくて後回しにしがちにも。

たしかに、
相続を契機に、親子間、兄弟間、親族間の
争いが顕在化するケースもあります。

ただし、
「相続」は引き金であって、原因ではない。
「お金」は争いのツールであって、目的ではない。
のです。

もともと、
そこには、不満や問題が潜在化していた。
のです。

kazokunookane

月に3-5件の相続に関連した
「家族のお金を次世代につなぐ」ご相談を
受けておりますが、その9割強は円満です。
こちらが、おどろくほどに。

円満なのは、
「平等に財産をわかちあうから」
でも、ありません。
ものすごく片寄りのある財産分与でも、
円満な相続のほうが、実際の現場では多いのです。

のこる1割弱の円満ではない相続も、
お話を掘り下げてうかがうと、
・以前してあげたことを忘れている。認めて欲しい。
・自分のことも(わかるように)大事に扱って欲しい。
そんな積もり積もった「認められない」思いを、
相続を契機に「お金」や「財産」という、
目に見える数値やモノで解消したくなっている。
ことを、ご自身が気づかれていきます。

これを、感情でぶつけてしまうから、もつれる。
のですね。
いったん怒りの感情を全部出したうえで、お話のなかで、
・なにをしてあげたかを、日付と金額と項目でリスト化
・途中、思い出した、なにをしてもらったかも文字化
・どんな言葉でどのように認めてもらえば気が済むのか具体化
・いくらもらえば(極端にいえば、財産全額もらえば)納得なのかを数値化
していくお手伝いを試みたりします。

とくに、
最後の「数値化」では、
全部もらったところで、
何億円もらったところで、
納得しないことが見えてきます。

「お金」ではなかった。
に、気づくと、次の一歩が見えてきます。

「相続対策するぞ!」
と、
*とにかく、相続税を減らしたい!
*土地の有効活用だ!
*とりあえず保険に入っておこう!
*遺言書の準備だ!
*会社にしておいた方がいいよね!
いきなり動き出す前に、
考えておきたい8つのこと、お届けします。

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