じつは、税理士という職業は
よく営業のアプローチをいただきます。

ものを売られる
営業ではなくて、
業務提携という名の下で、
税理士のお客様向けにものを売ってくれ
という営業です。

不動産に、保険に、航空機に、とお金に関連して多彩です。

きょうも、一本の電話が。

何回か留守電にもメッセージが残っていたこと
顔見知りの先生からのご紹介とのこと。
ぜひ情報提供させていただきたいとのこと。
あまりにも会って自社のことを説明したいとの熱意に
たまには話を聞いてみようかと、お会いしたのですが。。。

類似するサービスを販売している業者はたくさんいるというのに、
どんな問いかけに対しても、なんの身にもならない回答ばかり。

情報提供をもらえると電話で言われたのに、
パンフレットの１枚も持ち合わせていない上に、具体的説明はない。

他社に比べて御社の商品のいいところを３つお聞きできますか？の問いかけに、
税理士の先生方の担当窓口を２３年勤めています。
商品Ｘについては、どの会社も同じです。商品Ｙについては売上ナンバー１です。
など、
「で？」と言いたくなる回答、根拠を聞いても何も出てこない回答ばかり。

正直なところ、猛暑の中、時間をつくって出かけたというのに無駄に終わりました。

いらっとくる対応は、自分のビジネスへの振り返りのチャンスでもあります。

わざわざ自分から営業をかけたのだったら、難しいことでなくても、
＊その人のメリットになる情報をもっていこう。
　　国税庁ＨＰからのタックスアンサーのひとつでもいい。
　　みかけた雑誌のコピーでもいい。
＊その人の役に立てる自分の強みを整理していこう。
　　同じことを何度きいてもいいですよ。自分も忘れるから気持ちはわかります。
　　難しいビジネスのことを日本一やわらかく説明します。
　　早朝でも、仕事帰りの夜間でも、週末でも、相談時間とります。
＊次のアポを先方からお願いしたくなるような話をしよう
　　（これは難題！）
そんなことを思いながら暑い中歩いてその場を離れたのでした。

あなたのビジネス、他社との違いはなんですか？